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縫製工場の品質を問う(注 限定観覧制)

今回は吹き上げのアイロン台その1です。
工場にとって機械設備は、技術の進歩と共に必要不可欠です。しかし設備開発者心と使用者心のギャップをいつも痛感していますが、元を正せばさまざまな方法論の中に正確に当てはまる求めるのも「使用者のエゴ」と言うものでしょう。よく在る例えで、登山するときに東側から登っても西側から登っても、真の目的は「登頂」であるのですから正しい正解を論じることに時間をかけるよりも、模索の中で正解を見つける方が有意義であると私は感じます。今回も使用者のエゴによる使用方法例なので、お気に召さない方は読み飛ばしてください。

20年ほど前に、吹上アイロン台はとても優れていると実際に使用している方にお聞きしました。しかし その時点では「何で吹き上げるの、セット出来ないじゃないか?」と強い猜疑心に苛まれていました。ところが使用してみると、これがとても便利で、プレスの担当者曰く「難しかった工程が半分以下の時間で済む」とのことでした。

トータル的には、吹き上げプレスと普通のプレスでは、圧倒的に吹上プレスの方が時間がかかります。その差を簡単に言うと、セットするときに使う蒸気は吹き上げるより吸ったほうが早く消えるからです。品質の差に付いては、賛否両論あると思いますが婦人服には、好まれるプレス上がりが得られると思います。

全体図
奧に人体プレスが見えます
普通の万能馬がセットされています
風力調整
インバーターで風力の調整が出来ます。生地の厚さにより吹き上がりが異なるので 吹き上げるときには、必ず風力の調整が必要です。
加工した万能馬
万能馬に裏地を巻き付けて加工します、「なぜならば」を下で説明します。
加工方法については「企業秘密」って程でも在りませんが、現在も工夫の余地あり、中のあんこにも若干の工夫が在ります。
なぜならばその1
例はスカートの裾です。
裏地を巻かないと風が抜けるときに、巻き込み現象が起きて裾が内側に捲れてしまいます。
なぜならばその2
ほらね、裏地を巻くときれいな裾線が。
ジャケットの裾
立体的に仕上げることが出来ます。

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